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その日の想いを徒然なるままに。
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前日、デフリンピックに関するイベントに出てみたのですが
パラリンピックより歴史が古くても、パラリンピックと比べたら
知名度があまりにも低すぎるという現実に愕然しつつ。

今回のイベントを通して改めて感じたこと、
そして新たに知識として得たモノをここに残しておきたいと思います


デフ=聴覚障害者であり、障害者というくくりにあるものの
パラリンピックには出場できないという現実があるのです。
耳が聞こえない、ただそれだけであり
身体能力は健常者と同等、とみなされているためなのです。

パラリンピックにはどうして聴覚障害者が出場していないのだろう、と。
今までずっとそう思っていました
その訳がやっと解ったというか。

オリンピックに出たくても、耳で音を感じ取ることができない。
一瞬の遅れが勝利から遠ざかることになる。
パラリンピックに出たくても、身体能力を理由に出場資格を奪われる。
では、聴覚障害者はどこに行けばいいのか?

デフリンピックという競技大会があるということは知っていたのですが
誰が出場しているのか、今までどのような功績があったのかは全く知らないでいました。

パラリンピックの知名度が94%であることに対し、
デフリンピックの知名度は僅か2.8%。

パラリンピックはオリンピックと同じ年に行われるということもあり、
TVで取り上げられたりしますが
デフリンピックはTVで取り上げられることもありません
NHKで僅かに取り上げられるだけでしょうか。

知名度が低いということも相まって
社会への理解を求めることの困難さ、そして遠征費用の自己負担により
出場したくても出場を断念せざるを得ない選手が数多くいた、そして居るという現実。

2011年、行われる予定だったスロバキアでの冬期大会では
運営資金不足や準備不足で中止になる事態が起きています。
デフリンピックへの理解が得られず、スポンサーがあまり付かなかった、
という話もあるくらいです。

デフリンピックの開催年が1924年。
パラリンピックの開催年が1948年。

デフリンピックは当初、国際ろう者競技大会という名称で、
1967年に世界ろう者競技大会と名称を変え、
そして2001年にIOC(国際オリンピック委員会)の承認を得て
現在のデフリンピックがあるのです。

デフリンピックのほうが歴史は古いのに、どうして知名度が低いのか。

メディアに取り上げられない、というのが大きなネックだったりしますが
現在はツイッターやFB等で情報を発信する手段はいくらでもある筈です。
ネットがあまりにも便利な存在ではあっても、
自分の知りたい情報だけを拾い、興味のない情報はスルーできる。
そんな中でどうやって第三者に情報を広げていったらいいのか。

それが今後の課題とも言えます。

デフリンピックを知っているのはろう者だけ、というのならまだしも、
ろう者の中でもデフリンピックのことをあまり知らなかった、という人もいるのです
かくいう自分もその一人だったりします。

ドクターストップがかかって以来、スポーツの世界から遠ざかっていましたが
自分がスポーツの世界に触れることはなくても
これからの未来を背負うであろう後輩たちに対して こういう道もあるよ、と。
そんな風に教えてあげるだけでも、デフリンピックの知名度は上がってゆくのだろうと。

積極的に情報を取り入れていこうと思います

イベントで『HAND SIGN』が手話ソングを披露、
そして数々のパフォーマンスに魅了されました
このグループも今後が気になるので、追いかけてみよう…かしら

そんなこんなで、デフリンピック
今年の7月にブルガリアのソフィアで開催されます

メディアに取り上げられなくても、
デフリンピックというもう一つの世界競技大会があるんだということを、
記憶の片隅に残してくれたら、と思います
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